宮本益光先生の公開講座「声楽家のための日本語音声学入門」が行われました!

12月9日(土)、音楽学部演奏学科の宮本益光先生による公開講座「声楽家のための日本語音声学入門」が香順メディアホールで開催されました。一般の方の関心も高く、大勢のお客様をお迎えすることができました。ピアノは大野真由子先生です。

ふだん、イタリア語やドイツ語など、外国語の作品を演奏する機会の多い音楽学部の学生たち。
日本人なら日本語の歌をうまく歌えて当たり前? ―いやいや、簡単そうに見えて、実は音楽に日本語を乗せるのは大変なんです。

ではどうしたら良いのでしょうか・・・そこを知りたい、身につけたいという大学院の学生たちが、演奏を通じて宮本先生から教えていただきました。

話を聴く
お話に耳を澄ます

「宮本先生のご指導の通り、日本語のアクセントの位置を意識して歌ったところ、言葉をより自然に、明瞭に歌うことができました。最も身近な言語である日本語を、改めて捉え直すという貴重な機会を頂き、大変学びの多い時間でした。」(SMさん)

「発音の仕組みに意識的になることで、ただやみくもに伝えようとするのでは意識がおろそかになっていた部分まで、意識的な表現に変えることができるんだなと思いました。このように伝えたいという気持ちと、方法が結びつくようにもっと学んでいきたいと感じました。」(KYさん)

数える
日本語の仕組みを考える

「音声学からのアプローチは、言葉を明瞭にするだけではなく、表現にもつながることがわかりました。日本の歌だけでなく、様々な言語の歌で活かしていきたいです。」(YTさん)

「日本語は慣れている言語だけに、発音については何となく歌ってしまい、何となく出来ている気になっていました。日本語の発音の特色を理解することで、語感をより鮮明に表現できることを学びました。」(AYさん)

歌う
演奏しながら学ぶ

「日本語は普段から親しんでいるため、外国語と比べて、言葉に対して考えることが少なかったように感じます。今日学んだ発音の仕組みを今後の勉強に生かしていきたいです。」(KKさん)

「日本語の発音の特徴を知ることで、より良く日本歌曲を歌うためのヒントをたくさん得られました。今日学んだことを今後の勉強に生かしていきたいと思います。」(MYさん)

演奏された作品は次の通りです。

橋本國彦 作曲 西條八十 詩 お菓子と娘
山田耕筰 作曲 北原白秋 詩 六騎
中田喜直 作曲 三好達治 詩たんぽぽ
中田喜直 作曲 鎌田忠良 詩 霧と話した
中田喜直 作曲 岸田衿子 詩 海ほおずきと少年
木下牧子 作曲 立原道造 詩 夢みたものは…

最後に、サプライズで宮本先生が演奏してくださいました。
もしも歌がなかったら (宮本益光 詩 加藤昌則 作曲)
宮本先生
そう、手話付きだったんです。

ふだん何気なく使っている日本語。より適切で深く表現できるよう、考えさせられることの多い講座となりました。

集合写真