かがやく卒業生(5)~大学で取得した資格、免許を最大限に活かした音楽療法~

不定期更新中の「かがやく卒業生」、今回は2016年3月に音楽総合学科音楽療法コースを卒業し、現在は発達支援事業施設で働く島田彩香(しまだ あやか)さんをご紹介します。聖徳での学びを基盤にして、とても積極的に活動を展開されているようですよ♪

島田さん

――島田さん、こんにちは。今、どのようなお仕事をされているのか教えてください。

卒業してから現在まで発達支援事業施設で働いています。私の仕事は、音楽療法士兼児童指導員(支援員)として、主に障がい児の療育をすること、音楽を使って子どもたちの発達を援助するための活動を提供することです。

――子どもたちが対象なんですね。何歳くらいのお子さんたちですか?

私が働いている施設では、発達につまずきのあるおおよそ2歳から6歳の未就学児を対象に個別/小集団音楽療法を行っています。昨年10月からは、他の施設の放課後デイサービスでも、知的障がい児を対象に個別音楽療法を行っているんですよ。

――おお、活躍の場を広げていますね?

はい、実はもっと・・なんです。今年の3月からは、重度心身障がい児を対象とした病室内での母子参加型の音楽療法を始めました。さらに4月からは、発達支援事業施設にて発達障がい児のための集団音楽療法と放課後デイサービスでの個別/集団音楽療法も開始しています。

――フル稼働ですね。それだけ幅広い子どもたちを対象とするのも大変でしょうね。聖徳での学びを活かしていらっしゃるということかしら?

聖徳大学では、音楽療法士になるために音楽や音楽療法を学ぶのはもちろん、医療、福祉、心理学等の知識も必要であるため、これらの分野の科目も履修しました。

また、音楽療法士一種、日本音楽療法学会認定音楽療法士の資格だけではなく、教職課程を履修して、中学校教諭一種(音楽)、高等学校教諭一種(音楽)教員免許も取得しました。これらの資格を取得するために学んだことも、今の仕事に幅広く活かされていると思います。

――子どもたちが相手ですから、教職課程で学んだことも活かせるのでしょうね。

はい、まだ他にもあるんですよ。障がい児療育の活動をする際に役立つ「児童指導員」の資格、以前はホームヘルパーという名称だった「介護職員初任者研修」、教育カウンセラーの基本的資格である「ピアヘルパー」も同時に取得しました。

――わぁ、それだけたくさんの資格や免許を取得するとなると、大学生活は大忙しだったのでは?

はい、忙しかったと思います。しかし、大学の授業だけで毎日が大忙しというわけではありませんでした。たくさんの授業や資格取得のための講義だけでなく、大学1年から4年までは2つのサークル活動にも参加していました。また、学業と並行しながらアルバイトをし、社会経験を積むことが出来ました。

――どんな時に、大学での勉強が役立っていると感じますか?

私は音楽療法を実施する際に職員に一緒に入ってもらったり、見てもらったりしています。子どもたちへの音楽療法の実践を実際に見ていただき、実践していることの理由や意義について同僚や保護者の方々に説明するとき、そして自分の音楽療法を振り返る際に大学の勉強が役に立っていると感じます。

――なるほど、様々な方法で学んだことが活かされているのですね。
では最後に、このブログをご覧になっている高校生の方、特に学んできた大好きな音楽を通して社会に貢献したいと考えている方たちに、メッセージをお願いします。


私は大好きな音楽を通して音楽療法と出会い、様々な人と出会うことで今の自分があると感じています。この出会いや経験を活かして自ら成長するとともに、大学で学んだことを実践の中で活用し、これからも音楽を使った障がい児の療育にしっかり取り組んでいきたいと思います。

みなさんも大好きな音楽を通して、これからの歩む道がより豊かなものであり、社会貢献につながるものであるようにと願っています。