かがやく卒業生(3)~ヤマハの「楽譜のプロ」が学生時代に体験したことは…~ 

不定期更新の「かがやく卒業生」、今回は、2015年3月に音楽文化研究科博士前期課程音楽表現専攻(ピアノ)を修了された、佐々木美和さんをご紹介します。佐々木さんは、岩手県立不来方高等学校音楽コースから本学演奏学科器楽コース(ピアノ専修)、大学院と進まれ、現在は株式会社ヤマハミュージックリテイリング銀座店(楽譜CD営業課)に勤務されています。

――こんにちは。修了されたのがつい最近に感じますが、もう2年たったのですね。大学時代を振り返って、いかがですか?

在学中は専門のピアノ実技の他にも、演奏法やソルフェージュ、音楽史や音響学など様々な授業を受講していましたね。副科として専門外の実技を学ぶことも出来るため、私は複数選択肢がある中からパイプオルガン、チェロ、打楽器、声楽を学んでいました。

――ずいぶんやりましたね。

はい! 器楽専修の他コースの授業も聴講が可能でしたから、触れたことのない楽器についても学び知識の幅を広げられたほか、声楽コースの授業での伴奏、室内楽やピアノコンチェルトなど、4年間でさまざまな音楽に触れ、演奏機会も多く充実した学生生活を送ることができました。

――今は何を?

ヤマハ銀座店で楽譜の販売をしています。

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<お仕事中の佐々木さん>

――楽譜を使う人から売る人になったんですね。

はい。和書から入手困難な洋書まで約8万点の楽譜を取り扱っています。

――8万点! それはたいへんな数です。

お客様も趣味で楽しんでいる方からプロの演奏家まで幅広いので、全てのお客様に対応できなければいけません。ですから、今もなお勉強しながら仕事に向き合っています。仕事では音楽大学卒業というだけで、 知っていて当たり前と思われることがとても多く、知らなければ恥ずかしいこともたくさんありますから。

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<ヤマハ銀座店に並ぶ楽譜の数々>

――聖徳で学んだことが役立っていると思うことは?

ありますよ。お客様から楽譜に関してはもちろん、多種多様な質問がある中で、聖徳大学で様々な楽器や音楽ジャンルに関して学んできたことがとても役立っていると感じます。

ピアノの楽譜に関していえば、生徒や指導者、演奏者それぞれの立場でオススメ商品の提案ができるため、仕事への充実感を感じることが出来ています。在学中に、自分の専門楽器はもちろん、音楽全般を学ぶ気持ちで過ごしたのがよかったと思います。

――そもそもこのお仕事を選んだきっかけは何だったのですか?

音楽を仕事にしたいとは思っていたのですが、何をどうしたらよいかわかりませんでした。そんな時、大学の先生がアドバイスをくださり、導いてくださったんです。その後も面接の練習など、就職活動のあらゆる面を大学が全面的にサポートしてくれて助かったことを覚えています。

――総合大学ですから、そういうところ(就職指導)は強いですよね。

そうですね。

※関連ページ:聖徳大学のキャリア支援

――最後に、このブログを見てくださっている方々、音楽の道を目指そうと思っている高校生の方々に、メッセージをお願いします。

聖徳大学には素晴らしい先生が多くいらっしゃり、一人一人の学生と親密に関わってくださいます。自分から積極的に学びにいくといいですよ。音楽を学びたい、そして音楽を仕事にしたい、という気持ちがあれば一緒になって進んでくれる先生方がたくさんいらっしゃいます。

卒業してから、聖徳大学は学びの環境が整っている素晴らしい大学だと、強く感じました。皆さんもたくさんのことを欲張って学べる聖徳大学で、大好きな音楽に打ち込んでみませんか?